6th*secret love.-2-2-2

23/24
前へ
/35ページ
次へ
「これ、知ってたの?」 「エプロン?うん。前に来たときに、人が使ってんの見てたから。これだと、緋芽先輩も来やすいかなーとか思って、狙ってました」 ジーンと感動するのは、一緒にいない時でもあたしを想ってくれていたから。 そんなの、あたしだけかと思ってた。 もちろん、その後に食べたラーメンはすごく美味しかった。 もたもたと食べていたら、気づいたら長椅子で待っている人が多くなっていて、急いで食べようとしたら、むせた。 先に食べ終わった真幸くんに背中を撫でられながら、焦りながら食べた。 この時まで、本当に楽しかった。 一瞬でも、他のことを忘れてしまうほどに。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加