6th*secret love.-2-2 #2

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「姉さん、今日はなんか用あったんですよね?今ひとりですか?」 用事があるっていうのは嘘だから、罪悪感。 「ううん、ひとりじゃなくて……、真幸くんと」 この名前を出すと、前だったら沙柚ちゃんの表情が嫌がっているものに変わっていたんだけど、 「あー、うちの天敵でしたか。姉さんたち、いつも一緒にいるんですね」 しゅんと悲しそうに見えるのは、あたしの気持ちのせい? 沙柚ちゃんは、あたしに、真幸くんを好きだとは絶対言わない。 汐梨ちゃんは、好きだと言っていたみたいだけど、あたしは本人に聞いたわけじゃない。 どっちにしろ、ちゃんと聞いてみたい。 そうじゃないと、ずっと沙柚ちゃんに対してモヤモヤした感情をもったままになってしまう。 それは嫌だ。 あたしはもう、沙柚ちゃんを友達だと思っているから。
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