6th*secret love.-2-2 #2

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「沙柚ちゃん」 「へい?」 返事はしてくれたけど、沙柚ちゃんの視線は雑誌にくぎづけ。 「姉さん、見て見て。このゆなちー可愛くないすか?」 「あ、うん、本当だね」 ……じゃ、なくて。 「この目ぇでかすぎですよ。ズルいなー、メザイクかな?」 「沙柚ちゃん」 「お?」 一度ごくりと飲み込んで、 「本当に、真幸くんのこと嫌い?」 バサッ!と音を立てて、立ち読みしていた雑誌が床に落ちた。 「うお、や、やびゃあー。ううう売り物落としたー」 沙柚ちゃん、棒読み。 「も、もう、姉さんが変なこと言うから……」 真っ赤になった顔が見たのは、あたしの後ろの方。 振り向くと、そこには真幸くん。
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