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じゃあ、内山くんはたまたま先生を連れて出ていったんじゃなく、このカーテンの中にいるのがひとりじゃないって気づいたから……？
「え……、えー!!」
あたしは叫ぶ。
恥ずかしい！
見えてなかっただろうけど、何をしてると思われただろう。
しかも同じクラス。明日も、これからも会うのに……。
「えっ、えっ、先生は!?」
「先生は多分分かってない。保健室の外に行きたがらなかったし」
「そ、そっか……」
それなら、少しは安心……、……でもない。
人にバレたことに変わりはない。
「……う……」
顔が熱すぎて、手で隠す。
あたし、真幸くんといるときは、ほとんど顔赤いんだと思う。
「怒ってる？」
指の隙間から、まだ正座している制服が見える。
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