Last*眠り姫のひみつごと。-2

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「……ごめんなさい」 恥ずかしいやら、申し訳ないやら、小さな声で謝る。 何もしてないっていうのは嘘になるし、場所を考えなかったのも悪い。 先生は、何かを探るようにあたしをじっと見る。 「あいつ、いつ来てたの?」 「あっ、えっと……」 本当は、先生が来る前だけど。 内山くんをチラッと見る。 正直に言ってしまえば、内山くんの気づかいが無駄になってしまう。 「先生たちが、メロンオレ買ってくるちょっと前くらい……」 「あら?中倉さん寝てなかった?」 ギクリ。 そんな音が、胸の辺りから聞こえるよう。 大分前から起きてました。 「あー!あいつ、寝込み襲ったの!?」 「やっ、ち、ちが……!」 確かに、目覚めたきっかけはキスだったけれど。
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