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恥ずかしいことって、どれだけ続けば終わりが来るんだろう。
今日は何も食べてないし、もうお昼だし、お腹が鳴るのは普通のことかもしれないけど。……でも!
真幸くんは、セーラー服の上着を拾って、
「ひゃあっ!?」
いきなり、あたしの頭からかぶせた。
「え?」
「ごめんなさい。やりすぎた。……です」
真幸くんは、ばつの悪いことがあると敬語に戻るらしい。
そして、また正座……。
上半身裸だから、目のやり場に困る……。
「いいよ、正座なんてしないで」
「っくしゅん!」
「あっ、寒い?寒いよね。早く服着て」
そういえば、毛布はあたしが持っていってたんだった。
「ん。大丈夫」
と、真幸くんは上にTシャツを羽織る。
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