Last*眠り姫のひみつごと。-2-2-2-2-2 #2

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そんな、中の様子を何も知らない真幸くんが、窓の前に到着。 「久しぶり!」 久しぶり……? ちなみに、真幸くんと最後に会ったのは、昼休み。 それを知っている先生は、 「久我くん、あんた、どんな時間単位の中で生きてんの?」 あきれ顔。 真幸くんが答える前に、いつからいたのか、気付かないうちに、内山くんがドアの前に立っていた。 「知ってるー。年取ると、時間の流れ早く感じるようになるんだよねっ」 無邪気な顔で、毒舌。 「内山くん!ケンカ売ってるでしょー!」 「わぁ!先生、ミスドのカレードーナツあげるからー!」 「ごまかすな!いつの間にミスドに行った!」 「昼休みだよーっ」 「こらー!学校抜け出したなー!」 保健室を出て逃げる内山くんを追い掛けて、先生も走って保健室を出ていく。 内山くんが「わぁー!」と叫ぶ声が、次第に小さくなっていく。 どこまで行くんだろう。
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