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配送センターの朝は早い。
大型トラックで運ばれてきた膨大な数の荷物。
センターの担当が、
大まかにエリア別にその荷物を仕分ける。
そこから配送員の荷物の奪い合いが始まる。
できるだけ限られたエリアで効率よく配送できる荷物を物色するのだ。
1日でこなせる自分の作業能力を見極め、
配送員たちは最大数の荷物を自分が運転する小型の配送トラックに積み込んだ。
真奈美も女ながら配送員として独り立ちし、
小型トラック一台を受け持っている。
今ではバスケで鍛えたフットワークを活かし、
男の配送員に負けずに有利な荷物を獲得できるようになっていた。
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