139人が本棚に入れています
本棚に追加
もう私の体は力が入らない、抵抗をする意思がない。
本当にいいのかと、心のどこか頭のどこかで考えているのに与えられる快楽にもっと溺れたいと内側が叫んでいる。
女になれるこの感覚、悦びを全身の細胞が待ちわびていたと。
探るように侵入する指を形だけ、太ももを閉じて阻んでみるが、すぐさま足を割られて閉じれないように左足で押さえられる。
強引なその行動にも嫌悪が湧かない。
開かせた私の足の付け根で倉坂さんの指が悪戯にいやらしく踊りだす。
「っっく、ぅ、ぁん」
「すごい、びしょびしょ…」
熱い吐息と驚き交じりに呟かれて、体がうねる。
かき分けて探って見つけた一番敏感な場所に、指に絡ませた体液を優しく塗り付けてくる。
びくびくと反応して悦びを隠し切れていない私の様子を満足そうに見ると、力が抜けていく私の体を一度支えなおして、後ろにある机に凭れるように促された。
ちょうど太もも付け根位の高さの机にお尻から凭れる。
体を足の間に置かれて閉じれないように固定された気分になる。
上半身はトップスから胸を出して、タイトスカートを下半身が隠せないほど捲り上げて足を広げる私を上から下へゆっくり観察した後、唇がゆっくり降りてきた。
触れた瞬間、噛みつくように舌を絡ませながら、左手は右胸に。
右手は再び熱くぬめりを増した場所を何度も指先で往復する。
私は不安定な体制の為、左手を机に置いて支えに。
右手はどうしても声を抑えられない口元に。
これって、縛られても、押さえつけられてもないけど、簡単な拘束に似てる。
抵抗できる場所がない。動けない。
それがまた、興奮材料になる。
最初のコメントを投稿しよう！