第1章

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夢のまた夢を見ている僕は 私は電車に乗っていた。 座ることはせず学校鞄を肩にかけてつり革を握り呆然と外の景色を眺めていた。 まばらに座っている乗客。 いまは昼の3時だ。 丁度赤ん坊が泣いた瞬間だった。急に景色が止まり乗客がみんな消える。 そして私も消える。 暖かい感触。すごく寒い。 そこで僕は目が覚めたんだ。 荒い呼吸。悪い夢を見た。 目覚まし時計の針の音だけが部屋に響く。 「いった…」 頭と右腹部に痛みの余韻を感じた。 頭を抑えながらベッドから上がる。 洋服を着替えるためにタンスに向かう。 僕の部屋のドアが開く。 「え…」 血だらけの覆面の男。 彼は怪しく笑うと僕の胸にナイフを突き刺す。 「あんたいつまで寝てんのー!早く起きなさい!」 苦しさと母親の声で目が覚めた。 「夢か。」 私は制服に着替えるためにタンスに向かう。 扉を叩く音。 「どうしたの、お父さん。」 血だらけの父と右手には包丁。 にたぁと笑う。 僕は目覚めた。
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