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男性の妹が自殺未遂をして入院し、その際に妹の部屋から従姉と男性が二人で写る写真が発見されたらしいのだが、従姉が写っている部分が刃物でガリガリに削られ、日常的にリスカを繰り返していたという妹のものと思しき血液が塗りたくられていたのだという。
ブラコン気質の妹が兄を奪った従姉へ嫉妬し、こっそり持ち出した写真に写る従姉へ恨みをぶつけていたのだろうと、男性は教えてくれた。
お互いばつが悪くなりその後二人は別れたそうなのだが、不思議なことに、それ以降従姉の腕に傷ができることはなくなり、従姉は現在元気に暮らしているという。
兄を溺愛する妹が、嫉妬心から生み出した呪いのようなもの。Kさんと従姉は、この出来事をそんな風に受け止めている。
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