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「じゃあ、二年を代表して私も参加しようかしら」
ふふふと巫女先輩も話を聞いていたのか敦盛先生と飛び出してくる。
「巫女さん、貴方の前回の全国テストは、評価Dばかりでしたよ」
「評価ってなんの?」
「麗人さんが志望される大学の評価です。麗人さんはA。巫女さんはDです」
敦盛さんに説明されても首を傾げるだけの巫女さんのことは置いておいても、お兄ちゃんが静かに怒っているのが分かる。
「俺……」
つばさ君がちらりと勉君を見た。
勉君は妖しく笑うと唇から赤い舌をチロっと出す。
大変! もしつばさ君がつー君なんかに捕まったら。
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