503人が本棚に入れています
本棚に追加
「四階の一番奥がおじいさまの部屋よ。りのさんはこの家から出ないほうが良いみたいですし。私と敦盛が学校の理事長室を。二人に四階のおじい様の部屋をお願いしてもいいかしら?」
「え、あの」
「いいよー。さっさと行こう。鍵とかはある?」
「指紋認証がありましたわ。じゃあ、敦盛先生を連れて行って下さいませ」
敦盛先生は、巫女さんと離れたくなかったのか悲しげな顔をするけれど、『一階の黒服のガチムチマッチョと絡ませて動画作らせてくれますか?』と尋ねられ、しぶしぶ了承したようだった。
「っち。なんで俺が巫女さんから離れてガキ臭い二人の面倒を見なきゃいけねーンだよ」
「先生、心の声がオープンされてますよー」
「うっせ。腹黒ぶりっこが。壁ドンするぞ、ごら」
美形にはどうやっても壁ドンされる運命にあるつばさ君が憐れで仕方が無い。
最初のコメントを投稿しよう!