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「うん!もちろん!私、吉岡 風子!風って呼んで!」 返事が返ってきたのが嬉しくて私の頭の中は、 友達っ100人でっきるっかな~ のメロディが過り、あまりにも私の声が弾んでたのか、彼女からしたら餌のおあずけをくらってるワンコにも見えたのだろう。 クスッと口元に手を当て柔らかく微笑んで、 「知ってるよ、吉岡さんだよね。昨日派手に喧嘩してたもんね。じゃあ、風ちゃんて呼ぶね!私は、桜木 天音(アマネ)だよ!よろしくね」 柔らかい癒されボイスー。 天音ちゃん和む~。 「じゃあ、天音ちゃんって呼ぶね!天音ちゃんも一人だけど、友達は?」 「私、親の都合で卒業と同時にこっちに来たから……友達いないんだよね。よかった!風ちゃんが声掛けてくれて!」 親の都合……?天音ちゃんの表情が一瞬曇った気がして、それには今は触れないでおこうかな。 今は聞いちゃいけない気がする。 ……仲良くなったら話してくれるかな? 「私の方こそこんなに浮きまくってるのに、一緒に食べてくれてありがとう」 私の言葉に「私の方こそありがとう」と天音ちゃんが柔らかく微笑み返してくれた。
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