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「神谷、お前。
『審判』について
『正義』or『悪』どっちの印象を思っている?」
「何を……?」
「率直なお前の意見を聞かせろ」
「……人が死んでいるんです。
いいわけないでしょう。
俺は早く審判を……悪夢を終わらせたい」
「とは言っても。
死んでいるのはこの世に不必要な人間だとは思わない?」
陽太は目を見開き、
真顔でそう質問を投げ掛ける乙黒を見つめた。
「なんだと?」
「人に迷惑を掛け、
陥れるような人間が裁かれるのは当然だとは思わない?
また、そういう人間なんか居なくなったほうがいいとは思ったことはない?」
「ふざけるな! アンタ言っていいことと悪いことが――」
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