第1章

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思ってた。 それこそ 中学生までは 欲しかった。 憧れてもいた だけど 現実は甘くない。 くれる人なんて いなかった。 「抱きしめられたい」 だなんて 普通は思わないよね でも 思ってた。 暖かな抱擁というものを 知りたくて ほしくて それだけに 餓えていて。 ただの画像でも 映画でも アニメでも マンガでも なんでもよかった。 ただ、抱擁されているシーンを見ては 自分に重ねて イメージして 「いつかはされてみたい」 そんな空想をしていた
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