第1章

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その通りは丁度、例の団地の裏に当たるのよね。 それで、そこになんていうのかしら。 送電線?みたいなのが集まってる機械があるのよ。 大きな箱みたいなやつよ、外付けの。 この前電線を辿っていったら、各棟につながっていたから、あそこで全部管理しているのかしらね。 ええ、それでそのとき、作業服みたいなのを着た二人組が機械をいじっていたのよ。 私、点検かな?と思ったの。 邪魔しちゃいけないし、何か傍に寄るのが怖かったからすぐに通ろうとしとのよ。 え?なんで? だって何だか感電とかしそうじゃない?ふふふ。 ・・・それで、さっと通ろうとしたんだけど、マカロンちゃんが・・・ その・・・おトイレ始めちゃってね。ふふ。 仕方なく立ってたの。 そしたらね、作業員さんが変なこと言ってて。 二人とも私がいることに気がついていなかったみたいなの。 最初は若い方の作業員さんがこう言ったのよ。
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