幼馴染みと担任と学校。

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 ここで始めて康介が好きだと思われるカナと言う女子生徒が焦りにも似た口ぶりで口を開いた。 それに従って三人はここから立ち去った。 ・・・さてと。後悔させてやる。・・・康介を、悪く言ったこと。  先生と、約束をした。  数学だけは出るよと。  あの日から今日まで一度も欠かすことなく出席してきた。けれどごめん。その約束さえ守れそうにないや。  もしかしたらこのとき、私の中で、何かが壊れたのかもしれない。  いいや、ヒビならとっくに入ってた。  ヒビ割れたコップをつついたらそれは脆(もろ)く崩れ去った。  ただ、それだけのことなのかもしれない・・・。
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