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“嫉妬”
その感情はとても厄介で、でも恋する二人には刺激的なスパイスになるんだと、漫画を読んだ結果、私は察知した。そして今、私は、嫉妬という感情に、全神経を支配されている。私の彼氏…彼になった、いや、こういう場合は彼氏さんって言った方が漫画的かな。でも、彼氏さんってなんかいかにも、“うちの彼氏さんすごくかっこいいの”とかキラキラした女子が言いそうだし、私はそういう類ではないから…ここでは恋人と呼ぶ事にします。その恋人が今、ものすごく楽しそうに話している相手…超モテてる人だって事、私知ってるんです。どうしよう、これはフラグというやつなのでしょうか?恋人を小悪魔風女子に取られる、一番厄介で一番残念な結果が待ちうけているのでしょうか?漫画を…今近くに漫画ないし、知識がなさすぎる自分にパンチしたい。誰かに相談しないと…あ、そういえば、森川君今ちょうど一人でいるし、相談してみようかな。優さんの友達の中で唯一話せる、眼鏡男子、森川君。ちなみに森川君も頭がいい。髪は茶髪でピアスの開けた跡が何個か確認できる。遊びも恋も、きっと充実している人なんだろうなと、密かに尊敬の眼差しで見ている、優さんの次に注目している人。ちょっと行ってみようかな。
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