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私たちがエントランスのカフェテリアに到着をしていた時には、よしえさんとけんたさんの友人知人さんのみなさまが先に来ていましてお茶をのみながら楽しくおしゃべりをしていたのでありました。
時計のはりが午後1時になった時に、館内放送で結婚披露宴の準備が出来上がりましたので指定された披露宴場へお越しくださいと言う案内がありましたので、私たちは指定された披露宴場へ移動をしたのでありました。
私たちは、祝儀袋を受け付けの人に手渡した後に招待状に記載されている席に座りまして、結婚披露宴が始まる時間を待っていたのでありました。
結婚披露宴は午後1時半頃に始まりまして、白いウェディングドレス姿のよしえさんと白のタキシード姿のけんたさんが温かい拍手と新婦新郎の入場の音楽に合わせまして入場をいたしました。
よしえさんとけんたさんは、新婦新郎さんの席に座りました後に地元のコミュニティFM局の女性パーソナリティーさんの司会で結婚披露宴が始まりました。
まずは、バイシャクニンのごあいさつと言うことで造船所の社長さんがスピーチの草稿を読み上げるところから始まるのでありましたが、司会の女性パーソナリティーさんが新郎さんと造船所の社長さんとのつながりの解説が長々と続いていましたので、スピーチの草稿の文章を思い出せなくなってしまいましてパニックになっていたのでありました。
その後、社長さんのスピーチに入りましたがスピーチの内容がうまく言えずに『この度はお見合いがまとまりまして…』と言いましてから失言ばかりが飛び出てきたのでありました。
しまいには『けんたさんにはもうしわけないのですが…』と言いましてからけんたさんに1月31日をもって造船所をやめるようにまで言いましたので、場内はますますパニックになっていたのでありました。
社長さんは、うちとリース契約を結んでいる鉱山の採掘権のリース契約の更新を忘れてしまったと言っていましたので、ますます場内はパニックになりまして結婚披露宴を一時的に止めたのでありました。
その時でありましたが、私はおかしいと思いまして披露宴場を出まして、エントランスのカフェテリアに移ったのでありました。
私たちは、造船所とリース契約を結んでいる鉱山の採掘権の更新を忘れていないかどうか念のために確認をしていたのでありました。
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