22人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
とりとめのない言葉が宙を舞う
朝陽に反射するのは塵ばかりなのに
見とれてしまうのは
単純に美しいからだ
羅列された記号に意味を持たせて
生まれるものは
塵よりも美しいのだろうか
願望が暴走すれば
現実をねじ曲げることもいとわない
陶酔する自分の姿は見えない
加速する絵空事
酷い話じゃないか
屈折する光を追いかけ
理想を構築したところで
所詮机上の論理
どうとでも言ってくれ
深煎りのため息が唯一の救い
手のつけられない孤独な夜も明けた
救いようのない朝はもう来ない
まんまの詩文が生まれたがったらしめたもの
待っていたんだずっと
最初のコメントを投稿しよう!