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入学式の最中に中庭のベンチに座っていることに
お互いが違和感を覚える。
そして互いが互いの存在を意識しはじめ
ベンチの距離が縮まっていく。
「あなたはなんで中庭にきたの??まだ入学式の途中でしょ??」
と、先に口を開いたのは麗華だった。
すると愁は照れくさそうに
『恥ずかしいんだけど校舎が広すぎて迷ったんだ。
そして歩き回ってたら中庭についてた。』
そんな予想外の言葉を聞いた麗華は気品のある笑みをみせ笑っていた。
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