第1章

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歌声で男の子だとわかるくらい。まして男の子に話しかけるなんて絶対できません!笑 これが日課になったのはつい一カ月まえのこと あの日もこんな風に信号まちをしていた時だった。 ~1カ月まえ~ 毎日バイトしてる気分家に帰ってもすることないし、ストレスが溜まるばかり。 私は癒しを求めていた。 いつも何気なく通る公園。でもその日はちがったのだ 公園から流れてくる音、私はその音に聞き惚れていた。 ゆったりとしたギターの音と男の子の優しい歌声がマッチして私の中に響いてくる。 こんな曲をきくのは初めてだった。 私の学校には吹部も軽音もあったけどあの子らの曲はcover曲だろう。 でも男の子たちの曲は自作なんだってわかった。 声が聞こえたんだ。 (なぁここのフレーズこんなんがいんじゃね?~~~~~♪) (だな!じゃちょっと音あわせるからまって) (よーし来年の文化祭は自作曲披露するぞー!) って その日から私はバイトがある日もない日も、男の子たちが曲作りをしているあの公園を通るようになった。
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