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その後、初めて社長と一緒にメシを食ったんだ。
まぁ、社長と風花はメシ、俺とひとみは酒だけど(笑)
店員「デザートは食前、食後どちらに…」
社長「食前で!(^^)」
社長はバニラアイスを食った後でうどんを食い、食後にわらび餅?を食ってた(笑)
社長「あのカマロは冗談抜きで10億円の価値がある車ですよ。」
俺「10億ですか!?」
社長「世界に1台しかないから値段が付けられないって事です。」
あっという間に1億が10億に! w(゚o゚)w
まさにヒロバブル(笑)
1億だ10億だって、にわかには信じられない話だよな。
でもね、今のあのカマロの状態にはその位の値が付くって事らしい。
いくら金を掛けてレストアしてもオリジナルにはならない。
速さじゃない。綺麗さじゃない。
当時のままの姿を保っている世界に1台の初代カマロ。しかも特注車!
唯一無二って事だ。
俺が乗り出す事で再びカマロの時間が動き出す。
距離も延びるし経年劣化も進むだろう。
もしかしたら故障や事故でエンジンを載せ換える事になるかもしれない。
その時には今程の価値は無くなるんだろう。
それでも俺は乗り続けるよ。
社長みたいな人間と巡り会った事の方が、俺にとっては大きな財産なんだ。
俺「そんな歴史的価値のある車、乗ってもいいんですかね?
もらい事故も怖いし……」
社長「是非動かしてやって下さい。コイツは走る為に生まれてますから。
コンビニにタバコを買いに行くにもコレに乗ってやって下さい。
故障、事故の時にはボクが必ず直しますから!
矢沢さんが乗ってやる事によって、今からもっともっと輝き出しますよ。」
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