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そして最終的な書類を作って最後の金を詰めてきた。175万。
かき集めたよ。
俺の通帳の残高は40,453円だ(笑)
なのに帰ってから青木、みほ、謙吾、祐司、ひとみ、風花と祝杯を上げに行って夜中の2時までドンチャン騒ぎというね(笑)
この流れで飲みに行くのは想定内だから、3万だけは財布に残してたんだ。
つーか、俺が飲みたかったんだけどさ(笑)
これで総額575万、時価10億円のカマロオーナーの誕生だ。
ただ、社長も言ってたけど 10億っていうのは例えなんだと思う。『値段が付けられない』っていう。
でも、社長とこんな会話があった。
「1億、10億なら、ホントに欲しくてお金を持ってる人を探さなきゃならないですけど、3千万、5千万ならすぐ買い手が付きますよ。」
「社長は何でボクには内緒でお金に換えなかったんですか?」
「商売って考えたらそうですよね。
でも、矢沢さんとあのカマロの縁を考えたら出来ないでしょう?
今回の縁はお金に換えちゃいけないんですよ。
商売って言ってもお金が全てじゃないですから。」
俺はまたまた泣きそうになったよ。
「ボクもいくらの値が付いても売る気は無いです。
前にも言いましたけど、最終的には社長の元に帰しますから。
そこにウソはないです。
ボクはひとみにも子供達にも話してありますから。」
社長が言ったよ。
「ありがとうございます。
でも、将来息子さん達が気に入って乗りたいって言うかもしれませんからね。
それが一番良い形ですよ。」
俺はウソをつく気も格好をつける気も無い。
気持ちには気持ちで応えたいだけだ。
でも、社長はカマロが自分の元に帰ってくる事を望んではいなかった。
億単位の譲り合いだ(笑)
【画像はイーグルの社長とカマロと俺】
.![image=495192658.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/495192658.jpg?width=800&format=jpg)
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