Rock'n' Roll Junky

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すぐにLineのハーレーのグループにも書き込んだ。 『現行のチャレンジャー買うぜ! ただし5年後に(笑)』 即、怒濤の書き込み。 群馬のハーレー乗り、キング君が『ヒロさんは旧車でしょ!』 茂が『チャレンジャーなら70年!』 架純ちゃんが『ヒロさんには絶対旧車乗ってもらいたいです!』 埼玉の滑舌が悪いタカちゃんが、『ベビカマ(ベビーカマロ)乗って下さい!』 いきなり俺の決意は揺らぎ始める。 『お前ら、またまた俺を面倒くさい世界に引きずり込むんじゃねぇよ! (*`Д´)ノ 俺はCOOLSのDVD観ながら快適なアメ車ライフを送るんだよ (*´∀`)♪ でも、旧車なら68カマロって決めてるんだ(^_^)y-゜゜゜』 しかし追い打ちを掛けるように架純ちゃんが『ヒロさんには絶対旧車の方が似合いますよ~』 直後にタカちゃんから興奮した声で電話が掛かって来た。 「ヒロさん、カマロ買って下さい! 俺もカマロ大好きで、昔、92年のカマロ乗ってたんです!」 「マジで!? 人生最後に68カマロ乗りたいんだけど、チャレンジャーで少し遊んでからじゃダメ?」 「ダメです!カマロ買って下さい! ヒロさんがリーゼントにアロハでベビカマから降りて来たらキマり過ぎですよ! カマロ買って下さい!」 「わはははは! やっぱり?! 来年買うわ!」 「ヒロさん、さすがです! 買ったら俺にも運転させて下さいね!」 電話を切って、家族の前で宣言し直した。 「とーは来年、68年のカマロ買いまーす!」 飛竜があきれた顔で即座に言った。 「そうなると思った。」 お袋が笑いながら言った。 「この人はこうなると何を言ってもダメだからさ。 反対しても買うんだべ?」 「買う!!」 ひとみが穏やかな笑顔で言った。 「良かったね…」 .
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