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俺は架純ちゃんに電話し、なんとなく資金が用意出来ちゃった事を伝えた。
架純ちゃんは笑いながら、
「さすがヒロさん! やる事が早いですねぇ。
お金の出所は怖くて聞けませんが。ふふふふ。」
「わはははは!
まぁ、そんな訳で本格的に探そうと思ってよ。
待ってるだけじゃ埒が明かねぇからショップ巡りでもしようかって思うんだけどオススメはある?」
地元の山梨にはアメ車のクラシックカーを扱っている有名なショップは無かったんだ。
あったとしても、絶対に信用の出来るショップでなければならない。
50年近くも昔のアメ車を買うんだ。
物が手に入ればいいっていう話じゃない。
カスを引いたら一生苦労する。
更に、手に入れれば長く世話になるショップだ。
架純ちゃんは当然そこも理解していた。
「あちこち見て回った方がいいです!
ショップとの相性もあるし、社長との相性はもっと大事ですから。
東京でカマロだとBオートが有名ですよ~。」
「サンキュー! 行ってみるよ。」
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