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2月23日、埼玉のタカちゃんと電話で話していると、タカちゃんが勤めている会社の近くに有名なショップがあるという。
シゲにも連絡したが都合が付かないという事で、タカちゃんとひとみと3人でPカンパニーへ。
3月1日、Pカンパニー。
体育館のような大きな工場の中に2階まで有り、所狭しと旧いアメ車が並んでいる。
しかし、俺よりいくつか年上の社長の話もBオートの社長と大差は無かった。
「ウチでは最低500万からですね。」
その中にビカビカの67カマロを見つけ 訊いてみた。
「これっていくらなんですか?」
「1、300万です。」
「1、300万!?
買う人いるんですか!?」
「これは売り物ではなくて依頼されて作ってるんです。
だからオーナーはもう決まってるんですよ。」
社長は誇らしげに答えた。
俺、ひとみ、タカちゃんは、またまたため息しか出て来なかった。
しかし、ショーカーのようなその車輌を見ても俺の心は踊らなかった。
「こんなのに1、300万も出すヤツの気が知れねぇ……」
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