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約束の集合時間が過ぎた頃、松下さんから着信。
「すんません!仕事が長引いてかなり遅くなりそうなんです…」
俺は松下さんに会うのもインパラを見るのも楽しみにしていたが仕方ない。
しかも、東京在住だと思っていた松下さんは、生まれも育ちも埼玉は川越の人だったんだ。
「埼玉からだったんですか!?
今日は無理しなくていいですよ。
次回 是非会いましょう!」
そんな松下さんとは、2ヶ月後には毎年6月に行っている俺の誕生日会の浅草飲みに参加してもらうまでの関係になる。
そして、ひとみや俺の弟分の謙吾、シゲと瞳、その他大勢と親交を深める事になるんだ。
カマロを通じて楽しい仲間がまた1人増えた。
地元の仲間に加え、ハーレーを通して知り合った一生付き合う事になるであろうシゲや瞳、架純ちゃん達。
そして、まだ手に入れてもいないアメ車仲間の松下さん。
俺はくだらない10代、20代を過ごし、30代半ばでハーレーに乗り始め、そこから何度かの人生の変わり目を経験した。
今 アメ車に乗ろうと考えた時点で また新たな仲間が増えて行くという予感にワクワクしている。
(またまた俺の人生が楽しくなってきたなぁ)
(画像は松下さんと1960年式シボレー・インパラ)
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