その後の物語

3/6
前へ
/162ページ
次へ
2015/8/3 その後、度々ひとみを連れて社長とカマロに会いに行ってる。 俺はカマロの購入資金が出来た時点で愛車を手放してるし、帰りに飲む事前提だから電車で行く事が多いんだ。 ひとみも飲むからね。 その時には必ずシゲと瞳も現地で合流。 シゲが根っからのアメ車好きという事もあるけど、それ以上にシゲも瞳も俺とひとみに会うのを楽しみにしてくれている。 そんな2人が可愛くない訳が無いべ? そしてカマロなんだけど、8月2日の時点でもはっきりした値段が出てないんだ。 俺が1千万でも2千万でも用意出来れば心配しないんだけどさ。 社長が言うには、物を売るという事には承諾してもらったという事だ。 社長はあのカマロを見つけた時、値段の交渉もせずに強引に持って来ちゃったらしい。 普段は本当にびっくりするほど穏やかな人なんだけど、そういう話を聞くと妙に安心する。 とにかく元のオーナーはとんでもない金持ちで、どうやらゼネコンの社長、会長だった人らしいんだ。 当時、東京で一戸建てを買うより金の掛かった車だって言うから、それもまんざらデタラメな話じゃないんだべな。 現在、財産管理をしている代理人(弁護士?)と社長が交渉中なんだけど、とにかく忙しい人で日本にいない事が多いらしい。 「早くボク名義にならないと心配で…」、と言う俺に、 「相手は余裕のある人ですから、急ぐ必要が無いんでしょうね(笑)」 「99.99%矢沢さんの物になりますよ(笑)」 100じゃないの?ビミョーだべ?(笑) 「早く100%にして下さい! (>_<)」 「絶対返しませんから大丈夫ですよ (^^)」 なっ? ビミョーだべ?(笑) 久しぶりに社長とカマロに会いに行くと、社長は俺にも内緒で作業を始めてた。 相手に金も払ってないのに(笑) 「来ちゃいましたか!? 内緒で仕上げて驚かそうと思ってたんですけど(笑)」 社長は悪戯小僧の顔で笑ってたよ😋 「これが出て来た時に思いましたもん。 これは絶対矢沢さんが乗るべき車だって😋」 俺は社長を信じて待てばいいんだな…… 「クリスマスに間に合わせますよ😋」 今年は最高のプレゼントが届きそうだ😌 .image=494583948.jpg
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

300人が本棚に入れています
本棚に追加