その後の物語

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2015/8/7 実は今回の車輌が見つかるまでに、俺には俺なりのカマロのイメージや乗りたいスタイルがあったんだ。 『とにかくトッポく乗りたい』 『トッポい』って言葉自体が若い子には分かんねぇか?(笑) だけど、俺が運命的に出逢ったカマロはスタイルの点で俺の好みと大きく違ってたっていうのが正直なところでね。 『顔も体も最高だけど、もっと派手でイヤラしいボディコン着てもらいたい!』みたいな(笑) まず、本編と写真を参考にして比べてもらえば分かりやすいけど、俺が探したのはSS(ライトむき出し) 出て来たのはRS(ライトカバー付き) 俺の理想は車高落としてワイドタイヤ履いてね。 タイヤ・ホイールも今流行りの大口径ホイールに偏平タイヤじゃなくて、15インチに分厚いGoodrichのホワイトレタータイヤ履いて。 (文字が白いタイヤね) チンスポ(Fスポ)Rスポは必須で、ボンピン(ボンネットピン)付けて。 更にマフラー直管でV8サウンドを撒き散らしながら走るというのが夢だったんだ。 いい歳だから敢えてね。 『じじいでもカッコイイべ!?』って(笑) でも俺のカマロの前オーナーは何度も書いてる通り、地位も名誉もある、更には結構年取った人みたいなんだ。 トランクに当時物のリポビタンDとカセットテープが入ってた。 カセットは『石原裕次郎全集』や『懐かしの歌謡曲』みたいな(笑) 必然的に車も上品な仕様になってるんだ。 それでも当時は相当目立ってたはずだけどね。 .
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