HIS REASON~ある男の事情~

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「彼女の家へ行って、しばらく彼女の側に付いていてほしいの」 「なるほど、用心棒をお望みということか?」 「惜しい所ね」 「じゃあ、なんだ?」  待ってましたとばかりに、リーの目が妖しい光を増した。 「消すのよ、彼女を」  消す、というのはつまり。 「抹殺、それが今回の依頼」  リーはニヤリと笑った。
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