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華奢で小柄な癖に、しかも俺より年下の癖に、口だけは達者な奴だ。
……俺が“ショウ”と呼ばれているのは、こういう訳だ。
俺がこいつに逆らえない理由も。
つまりは、ある日覚えのない強盗殺人という容疑をかけられ、困惑していると、突然こいつらに拉致られ、恩を着せられ、匿う代わりに仕事を手伝えと言われたのだ。
なるべく素性は隠した方がいいとリーは俺を“ショウ”と呼びはじめた。
俺としては、その呼び方は気に食わないんだが、何回苦情を申し出ても右から左に受け流すがごとくで、聞こうともしない。
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