234人が本棚に入れています
本棚に追加
リコの唇は思ってたよりも遥かに柔らかくて温かくて、湿っていてなんだか堪らなく気持ちよくて・・・甘かった。
リップクリーム?それともリコは唇をはむからリコの味がしたの?
リコは黙ったまんまだけどブランケットの下で私に絡めてた腕をそのまま下に下ろして手のひらを重ね、指先を握ってくれた。
「 リコは・・・嫌だったかな・・・? 」
私はそれだけ聞くのが精一杯だった。
「 嫌じゃないし。ていうか馬鹿。遅いよ・・・ 」
リコがそんなふうに言うから、心の底の方に押しこめてた言葉が勝手に口から飛び出した。
「 あっあのね、私・・・リコのことずっと、好きだった・・・かも? 」
リコが私の指先をぎゅぅっと、にぎった。
「 ちょっとー ゙ かも ゙ ってー!・・・私ば かも ゙じゃないよ 」
「 私はユイちゃんの事、好き 」
なんか順序が間違ってたかな?なんて頭の片隅で思いながら、微笑みあった気がする。
でもそういう雰囲気を味わう余裕もなく、もう一度リコの唇の方が味わいたくて堪らなくなる。
甘くて、甘くて、甘いリコの唇。
もっともっとって・・・気がついたら蜜を求めるみたいにリコの唾液を味わってた。
唇から舌を滑り込ませて絡めとってはまた求める。
「 ぁ・・・ふ・・・・・ユ・・・イちゃ・・・ん 」
最初のコメントを投稿しよう!