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では彼に罪は無いのか、彼にたずねると頭をかきながら照れたかのようにゆっくり答えた。
「罪、罪ですか…。無い、とは断言できやしませんが、はてさてどれから数えましょうか。」
いつ出てくるのかを問うと簡単に返ってきた
「自分が自分じゃなくなったらですかね」
自分を捉えているのかを問うと
「わかりません」と
屈託無い笑顔で返された。
友はいるかとたずねた
「友というものの定義は存じ上げませんが話すだけならあなたを友としましょう。」
「しかし滑稽ですね。」
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