第1章

2/2
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
女が家にはいると書いて、「嫁」 独身時代や新婚時代は考えもしなかった、こんな当たり前の漢字を、結婚十年を目前にしてよく考えるようになった。 家にいる女は他にたくさんいるような気がするのだが、昔の人はなぜこの漢字を「よめ」と読んだのか。 そして嫁とはなんなのか、もう「嫁」と言う制度自体が古いのではないか...。 なにより私は主人にとって、主人の家族にとって、どういった存在なのだろうか...。 結婚十年まで、あと一年と少し。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!