沙鴎の徒然日記 第一幕 出会いと髪飾り

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沙鴎の徒然日記 第一幕 出会いと髪飾り

“ヌシ”とは何であろうか。 神でも無ければ妖でも物の怪でもなく、龍脈に流れる“気”を操り、生命の秩序を保つだけの存在。 そして、信仰心が無くなれば消えてしまう儚い存在だと、思っていた。 その身の上に何度絶望しただろうか。 月に聞いても、風に聞いても何も答えてくれない。
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