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君に進められた曲を
私は目を閉じて聞いている
ハイテンポで重い音
思わずリズムを取ってた
傍目から見ると
なんで天使の私が
こんなヘビーなものを
聴いてるかって
それはね、私の気持ちを
代読してるように歌ってるから
好きなんだ
いつも同じ毎日が嫌だから
何かに縛られる日々は
自由になりたい
アクティブになりたい
統一なんかされたくない
だからこの曲は
自由に歌ってるから
私の心を奮い立たせる
君に進められた曲を
私は目を閉じて聞いている
ローテンポで透明な音
思わず涙流した
傍目から見ると
なんで悪魔のアタシが
こんなリラックスするものを
聴いてるかって
それはね、いつも起こる感情が
抑えられるから
好きなんだ
いつも血だらけの世界が嫌だから
誰かが死ぬのはもう嫌で
もう逃げたい
もう二度と見たくない
この世界から離れたい
だからこの曲に
近いと思う世界で
アタシはそこで暮らしたい
天使と悪魔って
敵対してるけど
でも音楽だけは手放せない
わたしにアタシにこの曲を
薦めたあの子にもう一度
会ってみたい
あの子は今何してるのだろう？
物怖じしないあの子は
わたしのあたしの世界観は
ずっと狭かったと
気づかせてくれた
もうこんな戦い
終わらせてしまおう
誰かのために死ぬのは
もうたくさんだ
静かに静かに過ごしたい
だからもう敵感情はいらない
今日もあの場所で
空が広く見える場所で
ヘッドホンをかけて
目を閉じた
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