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「小さい頃からの夢は友達100億人作ること!」
「日本だけじゃ足りねぇなー」
「自己紹介終わり!んで、謎の物体Xさんはなんなのさ」
「管理人」
「?」
「あぁ、悪い。管理人つっても管理するのはクソ神共の自分勝手な行いだ。今回の事も止める筈だったんだが、まさか世界とタッグで来られるとは思わなくてな」
止められなくて悪いと謝る縫いぐるみ。なんと言うか、シュールと言いますかなー。
縫いぐるみをついつい胸に抱き締めちゃいました。反省も後悔もしていない。
「にしても、つまりあたしは一回死んだのかー」
「世界の扉を開くためにアカリの命を使った様でな。普通なら迎える側が世界を越える代償を払わなきゃならんのによ。召喚した側はその事忘れてるし、神と世界が勝手にお前を生け贄にするし」
「ドンマイ!頑張れ!」
「うおーー!励まされるとか何億年振りだー!?嬉しい!超嬉しい!」
そろそろただ立っているのもアレなので、ソファーにごろんと横になる。勿論縫いぐるみを抱えたまま。
「それで管理人さんや、あたしはこれからどうなるのかな?」
「生け贄にされた事で魂の輪廻から外されてるみたいでな。しゃーねぇーから天使にしようと思ってたんだが、勇者が召喚された世界に行ってみるか?」
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