第1章

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 早朝、ブラジル国/ポルトアレグレ市からウルグアイ国/モンテビデオ市に向けて父はエンジンをスタートした。私の今回の旅のミッションは、昨年までウルグアイの大統領をしていた、ムヒカ大統領に会いたい。2012年、私はブラジルに住んでいた。リオ環境会議のムヒカ大統領の発言を偶然見た時、体中に電気が走った。今までの人類の生き方は物欲から生まれており、将来の考えとして違った文明概念を植え付けなくてはならないという内容でした。ムヒカ大統領の活き方は質素。人と人の関係を大事にし、幸せな家庭を作り、何よりも地域を愛し、地球を愛すること。この発言に心動かされました。私は手紙を頑張って書いた。そして、返事がいつでも、私の家を尋ねなさい。普通の友達の家に来るがのごとく、ドアの呼び鈴を鳴らしてください。そこで、ブラジルの友人と連絡を取り合い、ポルトアレグレから車で行く旅を選んだ。理由は、質素な、ムヒカ大統領に会うのは、飛行機で直接ウルグアイに入るのではなく、国土を自分の眼で見て、理解してからムヒカ大統領に会い、きちんと自分の手で呼び鈴を押したい!からだ、今がその時です。手が震えたが、力強く押した。映像のままの小振りな、ムヒカ大統領の笑顔がそこにはあった。雑談も踏まえて話して判ったことは、豊さの尺度について違っていて良い事。時代の流れが速いことが大事ではないこと。大事なことは家族が自然と一体となって生活し、常に気持ちとして満腹感を味会わないこと。これからは、お菓子を食べるのをお友達と分け合って、満腹感を得ないようにしよう!と思いました。ブラジルも生きていくのも大変な食生活であったが、そこには家族や自然が存在していた。日本で家族が居て自然があり友が寄り添うそんな生活は出来るのだろうか?きっと21世紀の時代は働く事、活きる事の大切さが変わる時代のような気がします。大統領と一緒に飲んだマテ茶が苦くも、そこには温かさがこもっていた。マテ茶は会話をしながら回し飲みするのです。  私の次の妄想はオバマ大統領とお茶をすること。今回ムヒカ大統領とお茶をしたことや、これからの地求人としての行き方について、オバマ大統領にメールを書き始めトランジットの空港で、メール出した。返事が楽しみです。
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