1.病院で・・

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「あ・・あの・・ちょっといいですか?」 僕が話を挟む。 「どうしたの?ヒロシ君?」 先生が僕を差す。まさに学校での授業の様になってしまった・・・ 「と・・トイレ・・行きたいんですが・・」 先程から、もよおして来ていたのが、我慢できなくなっている・・ こんな大事な話の時に不謹慎だとは思ったのだけれど、生理現象なんだから仕方ない・・ 「先生!私も!」 彼女が手をあげて同意する。 彼女もトイレに行きたかったらしい・・ 「と・トイレね・・  仕方ないわね・・」 先生の許可が出た所で、椅子から立ち上がる僕。彼女は、胸に繋がっている計測機の配線を外す。 「う!」 少し痛そうな感じの彼女。 「大丈夫?望月さん?」 「はい・・まだちょっと、痛みが・・」 「オレが送って来ますよ。」 彼女の脇に付いて、肩を貸す僕。 「ありがとう!」 嬉しそうな彼女・・そのまま廊下へと出ようとすると・・ 「待って!  二人とも!!」 先生の止めが入った。 どうしたのだろうと、不思議に思って先生を振り向く。 「二人で、またイチャつく気じゃないでしょうね?」 いや・・彼女が苦しそうだから・・と言おうとした時・・ 「え?何で分かったんですか?」 彼女が答える。 へ???そうだったの???先生の言う通り、油断も隙もない?? 「先生も監視役で付いて行きます!!」 先生もトイレに付き添う事となった・・・
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