第1章

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少年は、人混みを避け日陰のベンチに腰掛けた。 「ポチ」 愛犬の名前を呼び体を休ませた。 日向は少し汗ばむ暑さだったが日陰は涼しいらしく、少年とポチは汗が引き非常に快適そうに見える。 特に何をするわけでもなくベンチではしゃぐ幼児達の声に耳を傾けながら時間を過ごした。 夕方になり、子供たちは親に手を引かれながら帰宅し、にぎやかだった公園に静けさが訪れた。 この時間帯になると、日陰でなくても涼しく感じる。
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