第1章

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「うわっ。」 少年は目の前に現れた綺麗な少女の顔に驚いて声を上げた。 声をかけても動かなかった少年が声を出したことに驚いて少女は後ろに 倒れて尻餅をついた。 「あっ、ごめん!」 少年は驚かしてしまった事を少女に謝り、少女に手を差しのばして立たせてあげた。 「こちらこそ、ごめんなさい。」 白いワンピースに付いた砂をはたいて払いながら少女も謝った。 「ふふっ」 少しの間、二人は見つめあった後、声を漏らして笑った。
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