プロローグ

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例外を除けば皆生きることに執着している。 故に人間は殺しを制御する方法を作った。 それが法律であり『自己防衛』である。 だがそれは殺人を合法化して国自体が破綻してしまうのを防ぐための抑止力でしかない。 つまり、「俺を殺すな。殺したら社会的に死ぬぞ。」という事である。 だが、その前提は法律に準じて捕まった時の話である。 快楽犯やサイコパスなどには通じない。彼ら彼女らには殺人においての頓着がまるで無いからである。 そして僕にその頓着が無いと気づいたのは小学生の事だった。
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