第1章

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そして、俺は学校で不安を抱えたまま帰宅。 帰ってきた俺は今日の事を整理することにした。 まず、授業中に見たいつもと違う夢。 それが今までと明らかに内容の違うものだったという事と銀髪の女の発言が気掛かりだった。 あの夢で言われてたのは…。 京「俺が鬼の子、、、。その鬼のチカラをあの銀髪の女が解放してやる、、、。」 確かにあの女は俺に向かって言ってた。 あとは、今日の麗華の確実に何かを知っているのわ隠していたあの態度。 付き合ってから長いけど、麗華のあんな風な態度を俺は初めて見た。 学校から家までの帰り道でも聞ける空気でもなく結局、俺から聞くことは出来なかったし麗華からも話してくれることもなく帰宅した訳なんだが。 でも、俺の起きてることの何かしらについて知っていて隠しているのは間違いないだろうとあの雰囲気と俺への対応で明らかだった。 どちらのことを考えても答えは全く出てこないし、むしろ謎も疑問も深まっていくばかりだった。 京「あ~ダメだ、考えても何も分からない」 俺は深く考え始めるとダメなのは、いつものことで仕方無いと諦めることが多い、、、。 ベッドで天井を見ながらボーッとしていたら枕元に置いておいた携帯が音を立ててなり始めた。 京「ん、こんな時間に誰だ?」 相手は勿論分かってはいたが、何でこんな時間に電話をかけてきたんだろうと疑問だったがそれはすぐに解消された。 京「麗華か、こんな時間にどうした?」 麗華「京ちゃんに話したいことがあるんだけど、このあと家に行っても良いかな?」 まさかの向こうから連絡を取ってくるとは思わなかったが、学校での事を聞きたかったのも紛れもない本心なんだが、、、。 京「あぁ、来ても構わないよ」 俺にそれを断る理由は無かったから快く承諾した。 部屋の窓から夜空を見上げた。 京「今日は紅い月か、、、。」 このあと、俺の運命が大きく変わり始めた。
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