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目当ての雑貨屋に着くと
コウは物色し始めた。
コウが選んだのは
シンプルな物
ばかりだった。
「ねぇ、もっと
可愛いのが
いいんじゃない？
女性客も多いし。」
私はカラフルな
コースターを
選んだ。
コウはちょっと悩んで
「たまにはいいか」
その一言で私は
嬉しくて舞い上がる。
一通り、買い出しが
終わると
「俺、店に戻るけど
お前は？」
そう言って
コウはタバコに
火をつけて
私の答えを待った。
（どうしよう…）
私がなかなか
答えを出さないでいると
「圭織もアキラさんと
来るんじゃねぇの？」
そう言って
歩き始めた。
「じゃあ行く…。」
つぶやいて
コウの後ろを
追いかけた。
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