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お店に着くと
コウは早速
雑貨を並べ始めた。
私とコウは
「それ、
こっちの方が
いいよー」
「はぁ?こっちだろ」
色々と
ダメ出ししながらも
この時間が
すごく楽しかった。
店内は
ちょっとだけ
クリスマス仕様になった。
「こんなもんだろ」
コウは
満足そうに
店内を見た。
「私のお陰でしょ?」
私が自慢気に
言うと
「そうかもなー(笑)」
そう言って
私の頬っぺたを
両手で挟んだ。
コウのせいで
私の口は
とんがり口になり
「ぶーーっ(怒)」
その顔を見たコウは
「まぬけ顔…
ぷっははっっ」
散々笑って
私の頬っぺたから
手を離した。
「嫌なヤツ…(怒)」
私がふくれると
コウは
「悪りぃ」
蜂蜜な笑顔で
謝るので
私は
甘~い笑顔に免じて
「もういいょ」
って許してしまう。
コウの蜂蜜な笑顔は
やっぱり
私の心をとろけさす…
もしも
その笑顔で
謝ったら
何でも
許してしまうかも
しれない。
(ずるいょ…)
コウは私の気持ちに
気がつくはずもなく
開店準備を始めた。
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