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私は会話が
途切れるのが怖くて
くだらない話ばかりした。
「誰か好きな芸能人
いる?」
「特にいねぇ」
「何でよ?テレビとか
見るでしょ?」
「あぁ、たまに
早起きすると
“い○とも゛見るな」
「そうだよね、
昼と夜
逆転してるもんね」
「…。」
「私は、
増刊号見るけどねー」
無理に会話を
作ってるのが
バレバレだった。
「お前さぁ、
何無理してんの?
何か言いたい事あんなら
言えよ」
コウは明らかに
イラついてる。
「ごめん…。」
一言しか言わない
私にコウは
ため息をついて
「一服してくるわ」
そう言って
店の外に出て
いってしまった。
(だって…
何て言ったらいいの?)
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