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「ねぇ、アキラ君…
コウに連絡とれるかな?」
「そうこなくっちゃね。」
アキラは笑って
携帯を取りだし
コウの電話番号を
表示して
私に携帯を渡した。
私は意を決して
通話ボタンを押した。
『♪♪~♪♪』
呼び出してすぐに
コウが出た。
「はい」
(ドキッ)
「あの…
私…華…。」
「あぁ。」
反応が薄い…
機嫌が悪いのが
すぐにわかった。
「今どこ?」
「…。」
反応がない。
「ハナエさんと
一緒なの?」
「あぁ。」
「そっか…」
(やっぱり
ハナエさんと
一緒だったんだ…。)
少しでも期待した
私がバカだった。
「俺…
お前の事
泣かせてばっかだな。
やっぱ俺じゃだめだ。
ケンだったらお前を
泣かせたりしないよ。」
「何いってんの?
何でケンが出てくるの?」
「もう…いいよ」
「もういい…って何?
私はケンが好きなんじゃないよ!!
コウが好きなんだよ!!
バカ!!!」
私は1人
ヒステリックになり、
思わず電話を
切ってしまった。
私はちょっと
スッキリした。
圭織とアキラとケンは
びっくりした顔を
してたけど、
みんなで目が合うと
笑いに変わった。
「コウの事は
俺が後でボコボコにしといてやるから(笑)」
と、アキラは
私の頭を撫でた。
私のせいで
『honey's bar』は
2時間遅れて
openした。
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