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「…痩せたら、ちょっとは小さく見えるかなーと思って」
他の人にこんな事を言ったら、『無駄な努力』と笑われるかもしれない。
でも、大志くんだったら絶対に笑ったりしないから。
「…程ほどにね」
大志くんは私の気持ちを察してか、私の頭を『ポンポン』と撫でると『勿体無いから食べない分ちょうだい』と、私のお弁当を食べてくれた。
毎朝早起きして作ってくれているお母さんのお弁当を残すのは心苦しかったから、大志くんが食べてくれて良かった。
明日から、小さいお弁当箱にしよう。
絶対に痩せてやる。
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